うなぎパイ
久しぶりに「うなぎパイ」をいただいたので食べたら、やはり美味かった。
うなぎパイとは
うなぎパイは、「春華堂」が1961年に浜名湖特産のうなぎをヒントに作り上げた、バターと厳選された原料に、うなぎエキス、ガーリックなどの調味料をブレンドした銘菓です。
昭和36年から、職人による手作りを継承しており、数千層もの繊細なパイ生地は職人が長年培った経験と勘によるもので、日々変化していく温度や湿度に合わせて材料の混ぜ方や折り方を調整するには10年の鍛錬が必要とのこと。
原材料
原材料は厳選した素材だけを使用しており、バターはうなぎパイの香りや口当たりを大きく左右するため特に厳選したものを使用、砂糖は特別精製した粒子の大きいグラニュー糖、厳しい品質チェックを受けた小麦粉、これらを混ぜ合わせた生地に、うなぎのエキスを加えて焼き上げ、最後に秘伝のタレを塗って完成
秘伝のタレは、社内でもごく一部の者しか知らないらしいです。
夜のお菓子
うなぎパイのキャッチフレーズ「夜のお菓子」とはどういうことか調べたところ、春華堂のHPに説明がありました。
社長が、「一家団欒のひとときをうなぎパイで過ごしてほしい」という願いから、「夜のお菓子」(夜の一家団欒の時間)と名付けたようです。
当時の浜松において夜の繁華街は全国屈指と呼ばれ賑わっていたらしく、このキャッチフレーズを目にした人は、精力増強のうなぎと結びつけてあらぬ解釈をしてしまった人も多かったようです。
しかし「うなぎパイ」は実際のところ精力増強の話は別として、うなぎパイ6本分に含まれるビタミンAは、蒲焼100gに含まれるそれに相当し、元気回復、夏バテ対策、視力保持などの効果が期待できると言われ、栄養価の高いお菓子としての一面ももっているとのこと。
種類
うなぎパイには数種類あり、昭和36年から作られた、元祖「うなぎパイ」、昭和44年の東名高速道路開通記念として限定で販売された「うなぎパイ ナッツ入り」、平成5年に「元祖を超える最上級のうなぎパイ」との想いから生まれた「真夜中のお菓子うなぎパイV.S.O.P.」、平成6年に、より手軽に楽しめるように作られた「うなぎパイ ミニ」があります。
うなぎエキスが入った「うなぎパイ」と言っても、流石にうなぎの味がするわけではなく、旨みのあるパイと言ったところか。サクサクのパイ生地で、周りにはザラメがついており、大変美味しいパイです。