自分で時計の電池を交換する
クォーツモデルのは腕時計は当然電池交換が必要となるが、高級メーカーのものは電池交換だけでも結構高額な料金となってしまいます。
実は時計の電池交換、結構簡単に自分でDIYできてしまうんですね。
(但し、防水モデルは防水テストはできないし、その他のモデルでも壊してしまった場合、保証の対象外になるので自己責任での作業となります。)
裏蓋の外し方
電池交換は、時計の裏蓋を外して行いますが、裏蓋の外し方が数種類あり、Gショックのようにねじ止めしてあるものは通常のドライバーでネジを外すだけで裏蓋を外すことができます。
はめ込み型はその名の通りはめ込んであるだけなので、専用工具でパカっと外す。
スクリューバック(ねじ込み式)もスクリューバックオープナーなどと言われる専用工具で取り外す。
時計の工具
時計メーカーによって専用工具が必要なものもありますが、最初の写真のような穴の窪みに専用工具を引っ掛けて裏蓋を回すタイプは、スナップリングプライヤー等で外すことができます。
今回紹介している時計はブライトリングのクォーツモデルですが、ブライトリングもこのタイプと専用工具使用タイプがあります。
裏蓋を開ける前に、ベルトがリング状に繋がっているタイプは、ベルトが邪魔になるのでベルトの片側を外してしまいましょう(ベルトを自分で外す方法はこちら ↓ )
使用工具はスナップリングプライヤー、C型の留リングの脱着に使用する工具だが、100均でも売っています。
(個人的には細かい工具ほど、精度の低い安物はやめた方が良いと思いますが、この程度の作業の工具は100均でも十分使用できます。)
電池交換の方法
スナップリングプライヤーを写真のように裏蓋の窪みに差し込み、慎重に左に回し裏蓋を取り外す(ズレると裏蓋に傷がつくので慎重に作業しよう)。
固くて開けられない場合や、より安全に作業したければ、そんなに高価ではないものもありますので、スクリューバック用の3点支持オープナー等を購入した方が良いです。
蓋を開けるとこのように電池が見える、電池はそのまま取れるものや、ネジ止めしてあるものもありますので、精密ドライバーやピンセットで慎重に取り出そう。
(この時に、精密回路をショートさせないように工具が他の場所になるべく当たらないよう注意しましょう)
取り出した電池の型番を確認し、同様の電池を購入する。
ブライトリングも前回はメーカー(ブライトリング)で電池交換してもらいましたが、日本製のマクセルの電池が入っていました。
同様のものを購入しましたが、自分で購入すると300円もしなかったと思います。
(メーカーでの交換は恐ろしく高い)
防水対策
この時計は防水時計なので防水パッキンが入っている。
自分で電池交換したため防水テストはできませんが、一応パッキン(Oリング)にシリコンスプレーやシリコングリスを塗っておくと防水性能が維持しやすいです。
見た感じパッキンは特に潰れたり傷んでいる様子もないため、多分防水性能に問題はないと思います(元々これで泳いだりしないし、日常生活防水や水洗い程度なら全く問題ありません)。
新しい電池を入れ、今回はシリコングリスを切らしていたため、シリコンスプレーを防水パッキンに塗布し、裏蓋をしっかり閉めて作業完了です。
ネット検索すると、スクリューバック式の裏蓋を開ける方法で、100円ショップのゴムボールを裏蓋に押し当てて回して開ける方法も紹介されていますが、固くしまっている防水時計には厳しい気がします(やったことがないのでなんとも言えませんが)。
このように高級時計でも意外と簡単に自分で電池交換できてしまいます(自己責任で)。