ウェンガー ソルジャー
前回、家族お気に入りのマルチツール、「レザーマンスケルツール」を紹介しましたが、今回は更に軽量で簡易的なため、いつも身につけているマルチツール、「ウェンガー ソルジャー」(WENGER SOLDIER) を紹介しようと思います。(普通に持っていては不自然な状況で持参していると警察の取り締まり対象となるので注意しましょう)
ウェンガーとは
ウェンガーは、1893にスイスで創業され、スイス軍に正式採用された(ビクトリノックスもスイス軍に採用されている)。
この様なマルチツールといえば、ビクトリノックス(VICTORINOX)が有名ですが、2012年にウェンガーはビクトリノックスと統合され、今はウェンガーというブランドはなくなってしまった様です。
現在は、ほとんど同じ形で、ビクトリノックス ソルジャーという商品が販売されています。
ウェンガーは写真のとおり、キーリングがフレームを貫いているいかにも頑丈そうなものですが、このリングがナイフを収納するときフレームとナイフに挟まり、ナイフを傷める恐れがあるため注意した方がよいです。
ビクトリノックスはフレームの外に小さなキーリングが付いています。
※ 現在は更にモデルチェンジされ、この型とは全く違う形となったものもある。
マルチツールを選ぶときの注意点
ウェンガーやビクトリノックスのマルチツールは、このソルジャーの様にシンプルなものから、沢山の機能(ブレード)が付いたものまで沢山ありますが、レザーマンも同様で、自分の使用頻度が高いツールが必要最小限ついているものを選ばないと、重く、大きくなり、携帯性の良いマルチツールの意味がなくなってしまうので注意しましょう。
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他のモデルは、見慣れた赤色のプラスチックボディーが多いですが、ソルジャーの特徴は、アルミの頑丈なボディーとなっています。
機能
搭載されているツールは、メインブレード(ナイフ)、缶切り、栓抜き、ワイヤーストリッパー、ドライバー、リーマーとなっている。
レザーマンの様にプライヤー(ペンチ)が付いていないので、時々プライヤーが欲しいと思うことがありますが、いつも携帯するには軽量でこれだけ付いていれば、結構役に立ちます。
ナイフは、他のモデルより少し厚く頑丈に出来ている感じがあり、安心感があります。
缶切りの先端には小さなマイナスドライバーがついており、これは山が小さいためプラスドライバーとしても使用できます。
大きなマイナスドライバーは、栓抜きと、根元にワイヤーストリッパーが付いている。
ワイヤーストリッパーとは、電気配線の被覆にナイフでぐるっと切れ込みを入れ、このワイヤーストリッパーで配線コードの被覆だけ引っ掛けて剥がしとるツールです。
リーマーはキリのようなもので、物に穴を開けたり、細かい場所等にいろいろと使用できます。
このシンプルなソルジャーでも、栓抜き缶切りはほとんど使いません。
ナイフ、ドライバー、リーマーだけでも使用頻度が高く、ちょっとした時にわざわざ工具を取りに行く手間が省け、大変役に立っています。
やはり、マルチツールは必要最小限の機能に絞り、いつでも携帯してこそ真価を発揮する物ですね。
このシンプルで頑丈なソルジャーはおすすめのマルチツールです。