バス X 80SH 清掃 メンテナンス方法
ベイトリール 「ダイワ バス X 80SH」 を海で使用したため、清掃、グリスアップした。
先ず、ドラグを締め込みシャワー等の真水でリール全体を丸洗いします。(水に沈めたり、お湯で洗うと深部までお湯が入り込みグリスが流れ落ちてしまうため注意しましょう)
丸洗いができたら、初めの写真のように、サイドプレートのストッパーレバーをOPENにしてサイドプレートを取り外しスプールを取り出し、スプールのみをしっかり水洗いします。
水洗いが終わったら、水を拭き取り、ドラグを緩めて作動部を動かしながらしっかり水を切る。
十分乾燥させたら、各部に注油する。
ダイワ純正のオイルやグリスを使用すれば間違いないが、他の製品でもそれぞれの潤滑剤の使用方法、使用場所を間違えなければ特に問題ありません(メーカー純正を使用すれば間違いないですが)。
今回使用した潤滑剤(オイル)は、AZ(エーゼット)CKM-001
説明によると、「激選された極圧剤と添加剤配合により、強力な極圧潤滑性能が備わった究極の浸透防錆浸透オイルで、チェーンやワイヤー、ベアリングなどの金属部分に起きる焼付きや金属摩耗を防ぎ、優れた潤滑効能を発揮する。
高負荷および水がかかる箇所にも使用でき、過酷な状況下でも潤滑性能が持続する。
水置換剤により金属表面のわずかな水分も浮き上がらせ、優れた防錆力で金属面を守る。」とのこと。リールにはオーバースペックな気もしますが、高性能でゴムにも優しく安全な潤滑剤です。
注油箇所はここ
注油箇所は以下のとおりでオイルとグリスが指定してありますが、今回は全て「AZ(エーゼット)CKM-001」を使用しました。
グリスはAZの「BTS-001 シリコーングリス」を使用しても良いかもしれません。
サイドプレートの内側中心のボールベアリング(オイル)
メカニカルブレーキノブを取り外して見える、中心のボールベアリング(オイル)
本体からスプールを取り外すと中心に見える、ピニオン ボールベアリング(オイル)
スプール両端のスプールシャフト(グリス)
ウォームシャフト(グリス)
クラッチレバーと本体の隙間(グリス)
ハンドルノブ(グリス)
これらの場所に、つけ過ぎないようにオイルやグリスを塗っておきましょう。
水で丸洗し、乾燥、ここまでは工具もなしで簡単に分解でき、あとはオイル、グリスを塗るだけなので、誰でも簡単にメンテナンスできるので、使用した後は、このメンテナンスをやっておけば長く使用できるのではないでしょうか。